本当に両立できるか?

投稿者: | 2017年2月6日

結論から申し上げると、

できます。但し、ある程度の妥協と覚悟は必要かも。

■芝居をする場はたくさんある
社会人であっても、主婦であっても、学生であっても、子供でも大人でもお年を召された方でも、芝居をする場は探せば絶対にあります。

平日は時間がなく、土日しか休みがない→条件に合う社会人劇団があります。
月に1度しか自由な時間がない→本番は難しいかもしれませんが、ワークショップなどに参加して演劇をすることができます。
年をとっているから・・・学生だから・・・→条件に合う集団やワークショップがきっとあります。

また、役者にこだわらずに芝居に関わっていたいということであれば、休日のみ活動するスタッフという手もありますし、受付スタッフなどもできます。

■場を選ばない妥協が必要なことも
上記で述べたような場所があるのはわかったけれど、近所にはなく電車で1時間かけて行かないといけない・・・
社会人劇団は数も少ないし、好みにあった集団がない・・・

などの悩みはあると思います。
但し、会社員との両立ということを考えた時には、ある程度の場を選ばない妥協も必要なことがあります。

ミュージカルよりもストレートプレイが好きだけれども、条件に合うミュージカル劇団で今は経験を積もう、という出演先の妥協。
もちろん集団には妥協できない、という方なら、見つかったときにだけ出る、という妥協や。
年に3本ぐらいは出たいけれども、仕事との兼ね合いがあるから年に1本にしよう、という出演本数の妥協。
「演劇を仕事にしたい」と、会社員が8時間働いている間も勉強したり稽古したりしている人がいる以上、
(会社員役者が本気でないというわけではもちろんありません)
オイシイとこどりをするためには、妥協も視野に入れないと、なのです。

■覚悟も必要です
少ない有給を芝居に投げ打つ覚悟
毎月の飲み代をチケットノルマ代金に振り替える覚悟
仕事で疲れた後、稽古に行くことへの覚悟
etc・・・
仕事と、仕事同様のこと(チケット代金を頂いて、お客様に来てもらうからには仕事同様に取り組む必要があるということ・・・1本参加すれば、わかって頂けると思います)を
2つ並行で両立するのです。ある程度の覚悟を持っていたほうがいいでしょう。
もちろん、どんなものかな、とワークショップなどに参加する分には、そこまで厳密に考える必要はないと思います。
こう書いてみるとお堅いですが、案ずるより生むが易し、ですので。