チケットノルマとは

投稿者: | 2017年2月6日

演劇の公演に参加しようと思うと、「チケットノルマ」または「参加費用」という制度があることが多いです。

■チケットノルマとは
チケットノルマとは、わかりやすく言えば、出演者やスタッフが、主宰側に支払う料金をチケット枚数の形で示したものです。
例えば、チケットが1枚2000円でノルマ30枚の場合、最初に劇団に2000円×30枚=60000円を支払い、代わりにチケットを受け取ります。
後は個人的に知り合いにチケットを売って、劇団に払った分を回収するもよし、1枚も売らずに60000円を払うままにしておくもよし、というシステム・・・が一般的でしょうか。

■チケットノルマのシステム色々
上に書いたようなシステム(払った分だけチケットをもらえて、後は自由)のほかにも細かいシステムは色々あります。
一例を示します。

・ノルマ超え分のバックのありなし
チケットノルマ分以上の枚数を売った場合、出演者に料金が返ってくるかどうか。
1枚500円などのバック分のお金が返ってくる場合もあれば、全額バック(売ったら売った分だけお金がもらえる)の場合もあります。

・チケットノルマなし・参加費用(出演料)あり
チケットノルマとしてお金は取らないが、出演料として劇団にお金を払う場合。
あまり集客に期待できない人の場合、ノルマがない分、出演料が低ければ、ノルマがある場合よりも支払う金額が少ない場合もあります。

バックがない分、たくさんチケットを売っても金銭的に返ってくるものがないというデメリットもあります。

チケットノルマや参加費用がなく、代わりに月額○○円を会費として集めて、劇団の運営費に使う(公演の費用もそこから出す)という劇団もあります。