劇団形態の色々

投稿者: | 2017年2月6日

「劇団」と一言で言っていますが、演劇をする集団には色々な形態があります。

■劇団
一般的に劇団形式というと、「主宰」がいて、その劇団に属する固定の「役者」がいる集団を指します。
公演の事務作業周りを担当する「制作」や、音響や照明など「劇団付きのスタッフ」がいる場合もあります。
金銭的には、月々の劇団維持費と、公演ごとに公演費を納めているところが多いように感じますが、そのあたりは集団次第でしょう。

■プロデュース形式
プロデューサー(主宰)がいて、役者は公演ごとにワークショップやオーディションで集める形式。
プロデューサーは複数の場合もあります。演出・脚本と主演女優がプロデューサーだったり、何人かの固定メンバーのいる、劇団とプロデュース形式の中間のような形式を取っている集団もあります。
金銭的には、公演のために集まったメンバーがチケットノルマの形で支払うことが多いです。

■演劇教室
先生(もしくは学校)と生徒の形をとっている集団。金銭的には、役者(生徒)が月謝のような形で指導費を払っていることが多いです。
有名な教室には「演劇ぶっく」社主催の「EMBUゼミ」がありますが、劇団や演出家などが主催として行っている場合もあります。

■ワークショップ集団
定期的に稽古をする場がほしい、ということで何人かが集まってワークショップを行っているような集団。
稽古場代のみ、もしくはインストラクターにいくらかの指導費を支払う場合が多いです。